<フライヤー掲載文>
あるとき未知の人からメールが届いた。枡野さんを色々な劇場で見かける私ですが、枡野さんに絶対おすすめの劇団があります、と。その劇団がFUKAIPRODUCE羽衣だったわけだが、劇団名が独特だったし、なかなか観に行こうと思えなかった。のちに深井さんに「深井プロデュースでない羽衣もあるんですか?」と質問したら「ない」と言われました。初めて演劇公演を観た時は、ただ茫然とした。次に音楽ライブを聴いて夢中になってしまった。定番の一曲『果物夜曲』で会場が爆笑に包まれる時、私はいつも泣いてしまう。羽衣ライブ以上の幸福感に満ちた空間を味わったことがないと思う。そして演劇公演は、「ここまでの熱量が必要なのか」とあきれるほど劇団員たちの汗がまぶしく、お茶目な下
ネタがいつしか祈りへと昇華していくさまが神々しい。舞台という場でしか成立しない奇跡だから戯曲賞とかには縁がなさそうだが、いま観るべき劇団はこれでしょう。絶対おすすめ。
枡野浩一(歌人)
<Twitterより抜粋>
もうとにかく曲がよい。歌詞のセンスも抜群。役者たちの奮闘にも茫然。演劇をやっている人だけでなく、詩歌をやってる人もFUKAIPRODUCE羽衣を一度は観ないと駄目なんじゃないか、同時代に生きる者として。私は演劇をまあまあ観ていて、応援している劇団も色々あるんですが(五反田団に出演経験あり)、FUKAIPRODUCE羽衣ほど「天才」と言いたくなる集団はない。私の定義では天才とは、コントロールのきかない才能のこと。「いったいなんでこんなことに!?」と思ってしまう度ナンバーワン。大好き。だけど、ほんと戯曲賞とか、とりそうもない。その報われなさにも愕然。ステ
ージは凄く凄く凄く魅力的なんですよ。でも戯曲だけで(舞台を観ずに)評価する類いの賞だと、この凄さは評価できない気がします。
枡野浩一(歌人)